基礎配筋検査2_アンカーボルト_2011/02/03 21:50

本日、アンカーボルトの検査に行ってきました。
アンカーボルトは基礎と土台(上物)を繋げる重要な部分です。
阪神淡路大震災の現場でも新築なのに上物と基礎がずれたケースを多く見かけました。
おそらくアンカーの不足、不適切な配置のことと判断しています。
ホールダウンアンカー
アンカーにも通常の土台との結束のものと、地震時に建物が転ばないように引き抜きに関して耐えるホールダウンアンカーがあります。
写真の角部、柱と基礎を繋げるものです。一般には通し柱、建物のコーナー、引き抜きが想定される部分に設置します。
通常のアンカー(写真下、中央部)は、ホールダウンの脇、耐力壁・筋違柱脇が基本で、その他1間ピッチで挿入しています(フラット35基準では、2階建て2.7mピッチ、3階建て2mピッチですが安全側に!)。2棟とも100本弱程度となりました。
木造にしては必要以上に多すぎかと思いますが?法基準は基準ですかね?
ちなみに、黄色い花みたいなものは、基礎の高さを計るレベラーです。以前は磁石などで高さの目安としていましたが、進化していますね。
鋼製型枠の建込
近年、鋼製型枠が主流です。以前は合板の型枠でしたが、精度と合理性、汎用性を重視してのことだと思います。型枠のバレ(膨らんだり)もなく、安定しています。

明日、コンクリート打ちとなります。