明大での設計課題講評2012/07/13 11:26

一昨日に明治大学の設計課題の講評にゲスト講師として行ってきました。
生田校舎でしたので、事務所から片道2時間かかりました。

さて、3年生の設計課題「すみだインキュベーションセンター」です。
インキュベーションとは直訳すれば孵化器。
クリエーターや事業者がマッチングし新しい事業を生み出すセンターです。

私も事前に現地を視察しイメージを持っての講評でした。
学生の斬新な案を期待しつつ、、、
課題模型
設計条件が同じでも,十人十色の作品があがるもので、それぞれに個人としてのフィルターを通しての案でした。
「旧小学校のグランドを記憶として残すスタジアム案」
「堤防に縁取られた町から丘を再生しランドスケープとして連続させる案」
「下町の路地空間を延長させ、まちに溶け込ませる案」
「河川敷-町-駅を動線としてつなげるコネクション案」
他、、、等々でした。
厳しく講評しましたが?楽しませてもらいました。

3年生ということもあり、まだまだ成長過程。
模型は力がいっていましたが、図面表現、プレゼンはまだまだかな!
スキルアップを期待するところです。
祭りの後
せっかく良い発想を持っているのに、プレゼンがぶれデザインと結びつかなかったり、見切りで図面をまとめようとしたり、、、設計することの作法を身につけることも大切よ!
「スキルは社会に出ても学べるし、学生のうちは物の見方、考え方を学び、建築家としての資質を育てる場だと思います。いっぱい建築をみたり、町を体感したり、アーでもないコーでもないと考える時期かもね?」
お疲れさま!

コメント

_ 山本俊哉 ― 2012/07/15 14:11

先日は、お忙しいところ、かつ遠いところにも関わらず、長時間おつきあいいただき、ありがとうございました。厳しくかつ暖かい講評については、9月末に刊行するStadio Worksというアーカイブス(授業の記録誌)に反映し、図書館等に保管します。完成しましたら、お送りします。

_ Mr.F ― 2012/07/15 19:01

ご丁寧な対応、コメントありがとうございます。3年生の講評、教育と教授、難しいところでしたが、今後の学生の接点の場として参考かつ今回の経験を今後も活かしていきたいと思います。教育者としてもご活躍の山本教授にご協力できた? のであればなによりだと思っています。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://atelier-f.asablo.jp/blog/2012/07/13/6509629/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。