カンポ・バエザの講演会2009/06/29 23:38

先週末、TOTO(ギャラリー・間)主催の建築家講演会に後輩と行ってきました。会場も満席でした。
スペイン出身の世界で活躍するアルベルト・カンポ・バエザ氏です。
英語(同時通訳あり)で饒舌な語り、比喩を多用しご自身の空間概念をわかり易くご説明頂きました。

"MORE WITH LESS"(より少ないもので、より豊かなもの)
ミース・ファン・デル・ローエの"MORE IS LESS"を倣いたものです。より空間を本質的に?純化した建築です。

彼の作品もミースを意識したものもあります。
「過去の作品からインスピレーションを、そして進化を!」
と、とても自然体で前向きな印象を持ちました。

ついつい我々は、過去の作品や、歴史や文化から多くの影響を受けているにもかかわらず、記憶を解体し、要素に純化し、空間を構築いたします。そして、自分の作品のオリジナルを主張するものです。進化発展させることも、空間の質を高める素直で大切な表現手段かも?。

8月29日まで、下記「ギャラリー・間」で展示会をやっています。私ももう少し彼の空間概念に接してみたく、機会を見つけようと思っています。

GALLERY・MA
http://www.toto.co.jp/gallerma/