□3.そもそも「長期優良住宅」って何?2009/08/10 23:25

そうですね、大前提の定義さえ語らずに、始めてしまいました。?” 
福田政権下での発案、住宅を長持ちさせることにより、良質な住宅ストックを確保するとともに、建替えの期間が延びれば廃棄物を含め環境に優しいという発想で、(事前モデル事業はありましたが)、2009年6月4日に施行されたのが「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」(通称「長期優良住宅普及促進法」)です。

国の目的は、

1、住宅の解体、除去に伴って生まれる廃棄物の排出が抑制され、環境負荷を低減。環境問題に貢献する。
(住宅30年程度で建替えられる現状!その通りですが、上記法により住宅が長期に存続するとは思えません!建替えの第一要因は「使いづらくなった!」です。つまり、家族の変化に対応した間取りに対応できないことです。将来を想定したプランニングの話です。さらに、「建物の愛着」です。プロセスを含め設計者とともに造ること。さらに地域の人々に愛される街並の一部となることです。)

2、建替えや新築などに必要としていた費用を抑え、消費者の住まいに関わる負担を軽減する。
(本当に、軽減か?確かに住宅の品質は高まります。2割程度の施工費アップとなります。しかし、税制優遇はそれに見合う程度にはありません!具体的検証は後日!!!)

3、良質な中古住宅の増加により、中古市場を活性化し、消費者の「住まいに関する選択肢」を増やす。
(良質は性能だけのものではありません!現行の建築基準法でも性能的にはかなりのハイレベルと考えられます。もう少し、不動産の分野の評価の見直しを検討したらどうでしょうか?)

4、維持点検やリフォーム、中古住宅売買など、住宅分野におけるストックビジネスの育成を図る。
(維持点検は我々はいつもやっていることです。今回は上記法では義務づけです。いらぬお世話です。また、不動産屋育成ですか?)

です。


「200年住宅」「超寿命住宅」「超長期優良住宅」などと曖昧に呼ばれていたことも上記、法の下に集約されています。(打ち上げでの「200年」とか、「超」とかが、おこがましくだんだん現実的な通称に!)

認定を受けた住宅は、施主、クライアント、住まい手(消費者)に税制優遇などのメリットが享受できます。

とは言え、よく見るとあながちメリットか?と、思うところもあります。

つづく、、、、、