・韓国の旅行日記4ー建築ー2010/02/12 00:57

最終日です。

ソウルの建築ですが、近代化路線で再開発を含み街は進化しています。
オフィスやホテルなど、見かけは日本と同じです。
しかしながら、カーテンウォール(ガラスのファサード)に写る隣接建物はゆがんでます。
手作り感はありますが、日本ではありえません。

文化の根底に、合理と、繊細さの差異も感じました。

例えば鉄板焼き。
鉄板が斜めに傾いていました。
肉の脂を受け皿に落とすためです。理にかなっています。
また、鉄板の上に紙を敷いての焼肉です。洗いが簡便と言う理にかなっています。
おまけに、灰皿まで紙を敷き霧吹きで湿らしていました。もちろん合理的です。
文化の違いか?経験論か?良し悪しは別として違和感を感じました。

そんな中での建築。市内を歩き回りながら一杯見てきましたが、
もちろん全てではありません。

空港に隣接する交通センター(地下鉄駅)が一番でした。
コンセプトは飛行機の流線型の直喩。
大地にまとわり着く安定感。でしょうか?
UFOのような突起物はフォルムに飽きさせない緊張感、存在感を強調させています。
(これが無いと、ただ、ボリューム感が強調されるだけです!)

仁川国際空港の交通センター
建築デザインらしい建築でした。
しかしながら多分海外の建築家作品だと思いますが、作者不明?空港と同じ建築家かも?

UFOのような?
UFOのような?用途は分かりませんが?デザイン(全体構成)には必要な要素です。

仁川国際空港
そして空港。
10年ほど前の竣工。イギリスのテリー・ファレルの作品です。
内部空間より外回りのほうがコンセプチュアルでしたので、、、
船舶の帆のイメージが本体ですが、流線型の飛行機のイメージですか?
ディテールも空間構成も繊細で想いと可能性を感じました。
多分、交通センターも彼の作品であって欲しいと思います。
デザインの可能性の実現として、、、

そんなこんなで、韓国を後にしました。

「近くて遠い国。韓国。」

もちろん、韓国に対するイメージを持っての旅でした。

今回の旅で文化や感性の差異は当然として、近しさや親しさを感じています。