今更聞けない?リフォーム?リノベーション?コンバージョン?の意味は??2015/10/17 21:25

結構、巷ではリフォームやリノベーション、コンバージョンとの言葉を耳にしますが、意外と定義の混乱があり意味が伝わらないケースもあります!?!

簡単に言うと、
リフォームとは、主に住宅の改装、修繕、改修。
リノベーションとは、間取りまで変更しての大胆なリフォーム、改修。
コンバージョンとは、用途変更を伴う改修、リノベーションを言います。
つまり、広義にはリフォームですが、程度によってリフォーム < リノベーション < コンバージョンと狭義に使われています。

しかしながら、建築基準法では、いずれの言葉も無く、実際に基準法ではどの用語に当たるかは、これがまた条件によって違います。

では、建築基準法での建築行為の用語からを見てみると、
新築::更地に新たに建築物をつくること。
増築::敷地内の既存の建築物を建て増すこと。
改築::従前建築物を取り壊し、同程度の位置、用途、構造、階数、規模のものを建てること。何故か新国立競技場はこれに当たります!?
移転::同一敷地内で建築物を移動すること=曳家する場合。これが別の敷地に移動ならば新築、増築となります。
用途変更::事務所から共同住宅等と用途を変えること。建築行為で確認申請を要する場合があります。コンバージョンはこれに当たります。
修繕::前回の大規模修繕のことをで少し触れましたが、主要構造部の修繕すること。簡単に言うと改修=リノベーションはこれに当たります。
模様替::同様に前回触れましたが主要構造部を模様替えすること、主要構造部の仕上部分に関する改装も含まれます。

以上が建築行為です。
住宅のリフォームでの単純に仕上(同等の性能)のみの改装は一般に建築行為に当たらないケースが多いです。

さらに、煙突や広告塔等は工作物として基準法で各種定められています。

プロでも混乱しますので、都度、プロに確認して下さいね!!!