基礎配筋検査2011/02/02 11:28

住宅の基礎配筋検査は、昨年10月1日より施行された「住宅瑕疵担保履行法」により、保険会社の検査が義務付けられました。
一般には保険会社との提携の確認審査機関が検査を行います。
「住宅金融支援機構」のフラット35等の検査も同時に行えます。(同時だと検査費は割引になります)

以前は施工者チェック、設計事務所チェックだけでしたが、現在はトリプルチェックとなり施主はより安心かと思います。
とは言え、第三者機関のチェックは設計事務所が入っている場合は本当に必要かは疑問です。検査費用もかかるし、、、、?設計事務所チェックがあれば十分とも思われますが?
設計施工の場合やハウスメーカの場合は必要だと思いますがね?
3階建ての配筋
写真は木造3階建ての基礎配筋です。
2階建てよりしっかりした配筋となっています。
耐圧盤はダブル配筋(2階建てはシングル配筋が多いですが)、主筋も16φとなっています。
配筋部分写真
立ち上がり筋の(基礎の壁部分)上下にはフック(U型に曲げたもの)をつけています。
一般に住宅の場合は、フックなしが多いですし、フックが必要かどうかは構造設計者によっても見解が異なります。
基準法的には鉄筋がバレずに、結束されていれば問題ありません。コンクリートとの定着により強度を保つものですから、
しかし、構造設計者によれば「コンクリート造、鉄骨造の配筋はフックが必要なのに、木造は不要というのもおかしいし、、」とか、
「フックはせいぜい現場で引っかけてケガをしないため程度の役割、、、」とか、です。
まー3階建ては構造設計も行っているし、より安全を見ていますので、、、

木造住宅の場合配筋は、ほとんど現場組み立てが多いのですが、今回、立ち上がり部分は工場にて溶接組立でしたので、とってもきれいな配筋となっています。

明日、アンカーボルト(基礎と土台をつなげるもの)の検査を行い、後日コンクリート打ちとなります。

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