●施工費(工事費)見積2 ー見積書は施工者のやる気?ー2009/07/13 21:30

では、工事見積書とは。どのように上がってくるのか?

一般に請負業者が、設計図書を基に、各関連業者(下請け業者)に見積り依頼をし、上がって来た見積りを取りまとめ工事見積りとしてお客さんに提出します。

見積り内容は、大項目(共通仮設費、建築工事、電気工事、設備工事、外構工事、解体工事、諸経費、等)の項目で整理され、
中項目(仮設工事、基礎工事、木工事、内装工事、木製建具工事、鋼製建具工事、屋根工事、外壁工事、樋、板金工事、タイル工事、左官工事、塗装工事、雑工事、住設機器、、、)と内訳書にて整理されています。ここが、概ね各協力業者(下請け)さんの仕事の区分となります。
そして、さらに、中項目区分の細項目となり、各材料、人工をどれくらい(積算)、その単価がいくらで、総額いくらかの記載となります。

●見積りで重要なチックは
・細項目が無く、「工事一式」には、ご注意ください!アバウトかやる気が無いか、実力が無いことの判断材料となります。(大大前提に信頼があれば、構いませんが?)
・見積りの項目漏れが無いか?(指定したし仕様材料が入っていないとか?)
・単価は適切か?(この辺になると、プロの判断を要しますが?)

●見積書と企業努力、やる気!
・数社での競争入札をやると、たまに、総額の2割くらい高い見積りが上がることもあります。同じ図面と、同じ説明をしているのに!、
往々にして、”旧態依然の企業体質か”(下請けから上がったなりの見積りに数割加算し、取りまとめた見積り。昨今は下請けとの調整や、資材を元請けでの調達等の企業努力でのコスト管理が多い昨今!)
・設計事務所との付き合いがあまり無く「設計者は勝手に現場変更するし、、、」とかの偏見を前提にリスクの上乗せをする場合。多分、良心的判断では「今まで付合った設計者がひどかったんでしょう!?」設計事務所こそ、施主と施工者の公平な理解者です。
・後は様々な価値判断(先の偏見もあるかも?)からの、ダミーでしょう。

見積りを見れば施工者のやる気が判断できます!!!

つづく

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