建築家つれづれ2009/04/16 09:40

はじめましてFです。弊社HPもありますが、その性格上やや固くなっており?もっと皆さんと身近に気楽に情報交換ができればと思いブログにチャレンジします。
建築や住まいや、町に関してなどの雑感をつれづれと書き込めればと考えています。
ちなみに弊社HP
http://www.ne.jp/asahi/atelier-f/furuguchi/
です。思いの背景や詳しい情報はこちらで!

アートコミ清水公園分譲住宅12009/04/16 23:30

Triangle-House
現在、野田市清水公園そばで私が設計した住宅を株式会社野田ハウスさんが分譲中です。平面的に三角形の形状をしており一般的に使いづらいイメージを持たれるかと思いますが、三角コーナーをテラスや花台、収納などと工夫を凝らし、内部的にはまったく三角を感じさせない空間となっています。かえって空間のつながりと、広がりを感じる空間となっています。ご来場者からは「内部空間を見ないとここの良さは分からないよね!」との評判です。外部はシンプルモダン、内部は明るく開放的な空間です。一度ご来場いただき体感していただければ幸いです。ちなみに18日(土)現場となりで施主打ち合わせがあり現地におります。3時半以降ならばご案内できるかと思います。宜しかったらご来場ください。
http://www.ne.jp/asahi/atelier-f/furuguchi/op.h.08.09.html

クライン ダイサム アーキテクツの講演会2009/04/18 01:05

本日?昨日、TOTOの知人紹介でタイトルKDAの講演に友人3人と行ってきました。千駄ヶ谷の津田ホールで初中期の槙さん設計のホールで中期以降の洗練されたメタル感の無い落ち着いた空間でした。さて、講演ですがイタリア出身のクライアン女史、イギリス出身のダイサム氏とスタッフによる、日本での20年の活動を20のキーワードとしての内容でした。仮囲いのインスタレーション、ボーリング場空間のコンバージョン(オフィスに転換)、トマムの高層ホテルの外部リニューアル(パッチワーク的だけど)、世界都市的に広がっている20×20(20のスライド×20秒トーク)、そして、即地的でワンオンリー(いろんな要素をそぎ落として一番輝いている価値)の建築作品と、いくつかの課題を通して、NO-STYLE、ONE-ONLYの思いを語っていただきました。インテリアデザイン、ファッション、カラー、グラッフィックデザイン、デジタル、パッチワークと、多分、建築という存在意義に関して考え方は近いにしても表現方法は私と対極かな?即時的、瞬間芸とも安直には感じましたが、一般には分かりやすく受け入れやすい表現方法かもしれません。無論いろんな建築家がいてよいと思います。空間表現もちょっと前のノスタルジックなイタリアンデザインを思わせます。本人も「空間を説明しすぎないことが肝要」と言っていたわりには説明し過ぎ!誠意だとは思いますが?「建築はその空間が身づからさりげなく語りかけるもの」(私の空間理念)、KDAの空間は語り過ぎ(表現=デザインし過ぎ)?少々辛口?はつきませんが、女史の語りはヒューマンでポジティブで屈託無く明るく、(言語の壁を乗り越えて日本語で感性を伝えようとしていました)誠実で心地よいものでした。日本の建築家女史には無いタイプです。そこが魅力的かも?期待もしております!ちなみに、6月6日まで乃木坂のギャラリー・「間」で展示会を行っているようです。先ずは自分の目で感性で体感してみてはいかがでしょうか。
http://www.toto.co.jp/gallerma/

H邸現場の様子12009/04/19 21:23

昨日、アートコミ清水公園の分譲地内、前記モデルハウスの隣に対で1つの町並みの形成を意図した住宅の現場に行ってきました。モデルハウスはトライアングルハウス、こちらはスクエアーハウスです。2月28日に地鎮祭を行い着工、現在、外壁を張っているとこです。写真は、その下地の遮熱シートを張った状態です。いつもは右側隣地現場のように調湿シートを張るのですが、昨今の夏日を配慮し屋根面も含めてラッピングしています。思ったより早く進んでいます。施主もちょくちょく現場に足を運んでいるみたいで、少しづつ夢の住まいが形になってゆくのが楽しみのようです。時折、現場の進行を報告しようかと思っています。